復活のご挨拶 - いきなりライカ

あの5年前の出来事がトラウマのようにオレの頭を占領した

10年の会社勤めを経て、独立してもう18年になる。これまでに紆余曲折はいろいろあったが、なんとか生き凌いでいるという感じだ。

リーマンショックの不況期をなんとか乗り越えた時、オレの油断で致命的なミスを犯した。その日を境に収入が激減してしまった。というか仕事がほぼなくなった。相棒にも多大な迷惑かけた。

何日も何日も眠れない日々が続いた。悪夢にもうなされた。さすがに、あの時はもうダメだと思った。たぶん、あの程度の経済的危機で何人もの父親が死んでいるだろう。その心理状態はオレには十分に理解できる。最後は自身にかけた保険金に頼るしかなくなるのだ。あそこから復活できたのは、努力というよりも偶然に神風が吹いたからであった。

復活後のオレは、フィルムカメラという趣味に興じた。あのどん底の時に、こんな風に安全な生活ができるようになるとは夢にも思わなかった。危機を乗り越えたオレは、人生を楽しみたいと考えるようになった。そして見つけた趣味がカメラだった。

昨年末から仕事が多忙になり、それはオレのような自営業者にとってはうれしい悲鳴だ。そして年明けの1月から4月にかけては、超多忙なスケジュールになることが明確に見えてきた。しかし、多忙になるとミスも出る。案の定、年明けに大きなミスをしてしまった。しかし、気合でなんとか乗り切ることができたのは幸いだった。

そんな訳で、意図的にカメラを全て封印して、撮影もせず、ブログも見ないようにして仕事に集中した半年間を過ごしていた。

ブログも更新せずに、ブログ仲間の皆さんには、申し訳なく思っております。

お許しくださいませ。