いきなりライカ

初めてのカメラがバルナックライカ、仕事のついでに旅を楽しむ

大分、城めぐり

湯~園地

温泉に浸かりながら、ジェットコースター。ぜったいにあり得ない体験ができる。

今日から3日間限定で、地元の別府では「湯~園地」が開催されてるみたい。

www.gokuraku-jigoku-beppu.com

盛り上がってることを期待したい。このイベントが開催されている場所は、ラクテンチという地元の遊園地で、オレも小さい頃からお世話になったところ。名物はアヒルの競争。

そうだ、今度帰省した時はラクテンチを撮りにいこう。

 

さて、5月に帰省した時のつづき、

オレは年に数回、海釣りにでかける。そして、釣った魚をおいしく食べたい派。キャッチ&イートを楽しんでいる。大分のブランド魚、関アジ、関サバを釣って、その新鮮な魚を料理人の弟が捌いて食す。なんて贅沢なんだろう。これまでに数回企画したが、天候が荒れてまだ実現していない。今回も釣りを目論んで弟に確認したところ、修行時代の職人仲間がオレと同じタイミングで別府に遊びにくることになっているとのこと。しかも、その方は寿司職人らしい。

おー、素晴らしい、では寿司まで楽しめちゃうね。ぜひ3人で釣りに行こうと誘ってみた。ところが、この友人は極度の船酔いらしく、釣り会はNGになってしまった。う~ん、残念だ。

釣りはNGになったが、その流れで友人を別府観光に案内することにした。この方は、温泉や地獄にはあまり興味がないらしく、地獄めぐりではなく、城めぐりがしたいとのこと。具体的には、杵築城、中津城にいくことになった。ひょんなことから、おっさん3人での観光を楽しんできた。

杵築

天下分け目の関ヶ原の合戦の前に、別府の地で東西の前哨戦が勃発している。

1600年、東軍と西軍の合戦、石垣原の戦い(いしがきばる)が別府でおこなわれた。

東軍の黒田如水軍 VS 西軍の大友軍。その時の東軍の拠点になった杵築城。

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モノクロ写真と城って相性がいいね。

白がはっきりとして、見栄えがいい。

これに桜が入ると、もっといいんだなあ。きっと。

杵築城の天守閣から海側(東側)を撮影。

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うっすらと、四国(愛媛県)が見える。

 オレも杵築城は初めて行ってみたが、ここは楽しめる。弟の友人はめちゃくちゃ歴史に詳しくて、とても喜んでいた。観光客もほどほどにいて、外人も結構いる。ところが、資料館を兼ねている天守閣まで行く人は、あまりいない。入場料300円をケチったら損だね。ここは展示物も本物だし、鎧を着て撮影なんてこともできる。ぜひ天守閣まで入場することをお勧めする。

 

さて、大分には 名物とり天 とともに、有名になった中津からあげ がある。

そのからあげには目もくれず、宇佐神宮もすっとばして、中津城を目指した。

なにしろ前日の飲み会が深夜になったとこともあり昼頃の観光スタートになった。途中、道に迷ったりもしたので城の閉園時間が迫っていた。そして、なんとか間に合った。

 

中津城

ここも黒田如水との縁が深く、如水が築城し、細川氏が完成させた城。

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スマホショット 如水像といっしょに。

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中津城下で行われた惨殺事件、黒田側の謀略により、城内で城井鎮房(きい しげふさ)が惨殺された。合元寺に控えていた家臣もことごとく討ち死にした。

その時に、合元寺の壁が血で真っ赤に染まったという。

ここからがホラーの世界。

「その後、何度塗り替えても血痕が白壁に滲み出てきてしまう」そのために、赤く塗り替えてしまったという赤い壁が、今でも残っている。

如水の息子、長政は城井氏の亡霊に悩まされ続けたらしい。

合元寺の赤い壁

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モノクロでは赤がわからないので、スマホショットも。

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こんな話、オレは知らなかった。

弟の友人が、本当に歴史に詳しくて、この合元寺まで見に行った。中津城から歩いて10分ぐらいのところにある。観光客はほとんどいない。というか知らないだろう。歴史好きの友人のおかげで、オレたちは見ることができたけど、夜になると、ちょっと怖いかな。ヘンなのが写らないことを祈りつつシャッターを切った。

今回の撮影でモノクロと城の相性がいいこととがわかった。

これから観光する時には優先的にお城を撮りにいこうと思う。