いきなりライカ

初めてのカメラがバルナックライカ、仕事のついでに旅を楽しむ

はじめてのおつかい

敷居の高い中古カメラ店

家電屋に並ぶ新品のカメラは平気で見て、平気で触って、平気で店員さんと話すことができる。

なんでだろう? 中古のカメラ店は入りづらいなあ。

オレだけかなあ。

最近になって、入りづらい一番の理由がわかってきた。

それは、店の中の狭さにある。家電店と違って、意外と狭い空間に、何とも言えない空気感が漂っていて、オレには居心地が悪かった。

まだ購入したことはないが、銀座のレモン社は わりと普通に入れる店だ。

lemonsha.com

ここでは、いろいろと情報収集させてもらった。敷居が低いと感じる雰囲気なのは、スペースが結構広くて、カメラ以外にも時計とか万年筆とかも置いているからかもしれない。お客さんも多く出入りしている。

いつかはここで購入してみたい。

 

この前、福岡に出張した際に、天神の新天町でカメラ屋を見つけた。

www.cameranonaniwa.co.jp

このタカチホカメラにも寄ってみた。

やっぱり狭かった。なので居心地が悪く、早々に店を出た。九州最大とのセールスポイントをうたっているが、都内の店の方が圧倒的に品ぞろえが豊富なことがわかった。

ちなみにタカチホカメラも前述のレモン社と同じグループの会社みたい。

 

首都圏に住んでいるメリット

幸か不幸かオレは埼玉に住んでいる。都内での仕事も多くて、銀座や新宿には頻繁にいく。交通から考えると埼玉県内を移動するより東京に出る方が楽だったりする。もし地方に住んでいたら、物理的に首都圏のカメラ店にいくことも難しい。しかも品揃え豊富な店が、いっぱいある。

このメリットを享受しない手はないなぁ。

 

実店舗の品揃え力

ライカには純正のアクセサリーが豊富にある。エルマーの絞りを回すリング(VOOLAという名前)なんて軽く1万超えた。

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もちろん、ネットでお買い上げ~

でもこれは重宝している。フードの中に組み込むことで、エルマーの絞り調節が楽にできる。このVOOLAを2月にマップカメラで買った。

www.mapcamera.com

新宿に実店舗あるのに、ネットでポチっとした。

 

そして、先月、初めてこのマップカメラの実店舗にも足を踏み入れてみた。ライカ関連はエレベーターで地下へ。ビルの数フロアーに売り場が分かれてるんだけど、1フロアーはやっぱり狭くて、居心地はよくないんだなあ。

しかし、品ぞろえがすごい。ネットではあまり見かけないレアなレンズも展示してたりする。ヘクトール7.3とか置いてた。しかも2本も。そして高価なのに驚く。

中古カメラ店の販売方法は、実店舗に展示して、少し間を置いてネットでも掲載するような売り方のような気がする。ということは実店舗の方が情報も早くて多いことになる。ただし、足繁く通えばの話だけどね。そんな足繁く通っているお客さんは、いや、おじさんは、いっぱいいた。

 

ライカには純正という付加価値のついたアクセサリーがいっぱいある

カメラとレンズを買えば、あとはフィルム代と現像代だけかと思っていた。

外付けの純正ファインダー、純正フード、やっぱり純正が欲しくなるよね。

純正アクセサリーは、かなり買ってしまった。あまり使わないものもつい欲しくなってしまう。危ないなあ。

 

バルナックライカのフィルム装填

バルナックのフィルム装填は、慣れるまでが難しい。その方法は、フィルムをカットしたり、レンズを外してスローシャッターを使ったり、テレフォンカードを使ったやり方もある。


バルナックライカフィルムの色々な入れ方【LeicaRepairService】

オレはいろいろ見て、

スローシャッターを使う方法を覚えていた。でも、本当はフィルムをカットする方法がよさそうな気がしていた。ただ、不器用なオレは、切るのも難しそうに感じた。

 

ライカには純正のアクセサリーが豊富にある(2回目)

そのフィルムをカットするためのガイドを用意している。その名もABLON。ライカすごいね。フィルムをカットするためだけに作ったんだね。

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これを使えれば不器用なオレでも大丈夫ではないかと考えた。だけど、お店にはなかなか在庫がない。見つけたよ、ネットでね。

でも今回は、あえて実店舗に行って直接買うのだ。

 

はじめてのおつかい

御徒町にある喜久屋さん。

kikuya-camera.shop-pro.jp

向かったのはいいが、やっぱり敷居が高いなあ。質屋とかの看板もかかってるし、独特な雰囲気だしなあ。入りづらくて、アメ横に寄り道して、余計なものまで買ってしまった。

そして、気合を入れて店に突撃した。

親切な店員さん曰く

「この商品を別に使わなくてもフィルムは切ることができますよ」

「でも欲しがる方は多いですね」

「直接カッターで当てて切るのは難しいですね。」

「定規のように当てて、ペンで線を引いて、はさみで切るのが確実です」

「直接切るのであれば、よほど切れるカッターでないと無理でしょうね」

そして、オレが いまはフィルムを切らずにスローシャッターを使ったやり方で装填していることを伝えると、

「それはやめた方がいいですよ。」

「なぜか、切る以外のやり方の人は故障が多いような気がします」

ここまで教えてくれたうえで、

実際に使い方を見せてくれて、オレにもやらせてくれた。

ABLONにフィルムをセットして(実はこれも初めてだとちょっと難しい)定規のように線を引いて、はさみで切らせてくれた。角を切ることも教えてくれた。

そのうえで「これ(ABLON)がなくてもカットはできますけどね」

 

う~ん、たしかに定規としての機能だけだと必要性は少ないなあ。

でも欲しいんだよなあ。

ちょっと迷ったけど、初志貫徹のお買い上げ~ 2諭吉プラス数千円也

定規に2万を使うことになろうとは、1年前のオレが知ったら、今のオレをバカにするだろう。

 

それからABLONを使ってカットしている。

数本をカットしてみたらコツもわかってきた。もうABLONがなくても大丈夫。でも、できるようになったのは、店員さんが丁寧に教えてくれたからだ。

やっぱり、マンツーマンのアナログのコミュニケーションが大事だよね。

次、カメラ買うときは実店舗で買うと決めた。

 

それなのに、また、ポチっとして2台目を買ってしまったオレです。

その2台目は、いま修理に出しています。