写真家と出会う
ハッセルブラッドで撮って、
はじめて
写真に「風」が写ることを知った。
ライカ・ローライフレックスで撮って
はじめて
写真に「想い」が写ることを知った。
この書き出しで始まる「銘機浪漫」を読んだ。
そうか、ライカは「想い」が写るのかぁ。
そして、「風」が写るというハッセルブラッドにも興味を持った。
オレにとっては、いきなりライカで、いつかはハッセルみたいな感じだなあ。
こういう雰囲気というか、その場の空気感まで写せる、
そして、見た人に伝えられる写真が撮れると素晴らしいね。
著者の森谷氏は「ライカの魔法」も執筆している。
この2冊を読んでから 森谷氏のホームページを定期的にチェックしていた。
写真家に直接教わる
そして縁があり、先週、「露出の勉強会」に参加することができた。
そう、露出がオレにとって最大の障害になっている。
いまだに、フィルム1本撮れば、数枚は露出ミスがある。
「想い」が写るどころか、真っ黒になってしまう。
オレのどす黒い腹が想いとして写ったのかもしれないけどね。
さて、勉強会に行ってみると、オレを入れて受講者は3名。
森谷氏は気さくな方で、半日かけてみっちりとご指導いただいた。やっぱり、本を読んだだけの知識と、マンツーマンで教えてもらうのとでは効果が全く違うね。
まずは、レンズの原理から始まり、わかりやすく教えていただいた。
プロは露出計数を暗記しているらしい。
なるほど、やっぱりそうか。
その他、質問すれば何でも応えてくれるから、本当に勉強になった。
露出計の使い方、入射式、反射式では18%のグレーカードで実験しながら教えていただいた。フィルターの使い方とかの話も聞けたし、他の受講者の話も勉強になる。
自分で現像しているベテランさんたちだったから、オレにはわからない質問もずいぶんしていたなあ。
オレ流に仕上げてみる
さて、家に帰ってから知識をオレ流に整理しないといけない。
エルマーの絞りは、
3.5→4→5.6→8→11→16→22
3.5→4の間は3分の1段であとは1段ずつかぁ。
まずはこの部分だけをしっかりと覚えよう。
シャッタースピードの露出計数の変化は、
1/1000→1/500→1/250→1/125→1/64→1/32 となっていく。
ところがバルナックⅢaのシャッターは、
1/1000→1/500
この後に 1/200→1/100→1/60→1/40→1/30
ちょっと違うんだよね。それでテキトーに撮ればいいやってなったんだけどね。
でも250を200として、150を100として、とりあえず置き換えてみよう。
そしてしっかり、1段、1段、絞ったり、開けたりという意識を持とうと思う。
露出計の使い方も間違えてたし、これからは持ち歩くことにしよう。
勉強会の帰りに、露出にシビアなリバーサルフィルムを買ってみた。
こんど、試してみよっと。